【DF-03】スリッパ―クラッチ

2019年9月19日

タミヤ純正のオプションパーツ、スリッパ―クラッチ(op.925)を組み込んでみました。

スリッパ―クラッチ組み込み

スリッパ―クラッチはスパーギヤのところに組み込みますが、メインシャフトを交換する必要があるため、モーターマウントを外す必要があります。

上の写真はリアギヤボックスを開け、スパーギヤを外してモーターマウントも外した状態です。モーター自体はマウントに付いたまま引っ張り出しています。

ギヤボックスは掃除してグリスアップしなおしました。その作業のためにベベルギヤが取り外された状態になっています。プロペラシャフト側のベベルギヤはワンウェイを組み込んだタイプのものです。

これは取り外したノーマルのメインシャフトです。

そしてこちらがスリッパ―クラッチ用のもの。長いです。スリッパ―クラッチはスパーギヤをスリップシートで挟み込み、その締め付けをスプリングで調整するようになっています。

スリッパ―クラッチは後輪に大きな抵抗がかかった際に、メインシャフトとスパーギヤの接続部分をスリップさせることによって衝撃を逃がすような仕組みです。ノーマルの場合、スパーギヤはメインシャフトと一体になっているため、強い抵抗がかかるとそのままスパーギヤ、ピニオンギヤ、モーターなどに負担がかかるわけですが、スリッパ―クラッチを組み込むとある程度以上の抵抗がかかった際に衝撃を逃がすことができるということのようです。

その「ある程度」を、スパーギヤの締め付けの強さによってコントロールすることができます。強く締めすぎるとスリッパ―の意味がなくなり、緩すぎると空転が多くなり、パワーロスにつながります。(説明書にはスリップが多くなりすぎるとスパーギヤが過熱して溶けることがあると書かれていました。)

組み込み後はこんな感じになります。

スリッパ―クラッチのセットに入っていたスパーギヤはノーマルと色が違うので、見た目にかなり変化がありますね。スパーギヤを抑えているスプリングも目を引きます。

説明書には「標準」としてロックナットのところに1㎜ほど軸が飛び出す状態が指示されていました。標準より緩いと滑りやすくなり、加熱してギヤが溶けるという警告がありました。

とりあえず何事も標準ということでいったん私は標準状態で組んでみました。

スリッパ―クラッチ使用感

正直に言いますと、まったくもってこれの効果はわかりません。おそらく私の普段の走り方ではあまりスリップが作動することもないでしょう。ジャンプの着地時などに機能しているのだろうと思いますが、それが走りとしてどの程度の差になるものなのか、正直よくわかりません。

ただ、ギヤはモーターの負担が軽減されるということでそれを信じて入れておこうと思っています。